小山市議会2004年9月定例議会での一般質問要旨
質問
院内託児所の設置についてお伺い致します。先月、政府の男女共同参画会議の調査で、働く既婚女性の割合が高い地域ほど、一人の女性が生涯に産む子供の数も多いとの報告がされました。この中で、25歳〜34歳の既婚女性のうち「少しでも働いた」と答えた人の割合(労働力率)は、全国平均で44.1%、北陸の59.5%がもっとも高く、東北、四国、九州が続いた。低いのは、近畿36.7%、北海道41.1%などだった。一人の女性が、生涯に産む子供の数を示す合計特殊出産率は、全国平均で1.29%、東北が最高で1.48%、以下九州、四国の順になっている。この結果、既婚女性の労働力率が高い地域は出生率が高く、労働力率が低い地域は、出生率も低いという傾向がでているそうです。これを受けて、男女共同参画会議は自宅から職場への通勤時間、距離や同居家族の構成、保育施設の充実度などが影響しているのではないか。そんな中、現状を見て行政サイドでの出来ることを考えた場合、通常昼間働く人にとっては、保育所や幼稚園がありますが、病院で働く看護婦さん達の特殊な勤務体系を考えた時に、院内託児所の設置も将来に向けて必要なのではないかと考えます。もちろん、現在の市民病院の運営状況を見ると、院内託児所どころではないとの意見もあると思います。ただ、男女共同参画、そして出生率の問題、さらには、病院内での働く環境整備、いわゆる医師、看護婦達に対する福利厚生の充実がなければ、今後の病院運営を考えた時に、これも必要なファクターではないでしょうか。例えば、核家族化が進む中、病院で働く看護婦さんのなかには、子供の面倒を見てくれる人が近くにいない、保育所に預ければ今度は、保育所の時間の都合で、子供を迎えにいかなければならず、急患や患者の容態の急変に対応できない等の理由で退職した人、または退職を考えている人がいます。病院の健全運営そして病院長が一昨日おっしゃった最重要課題の2次救急病院への体制にするにも院内託児所が必要ではないでしょうか?
小山市民病院に勤務することによって、子育ても仕事も順調だと言える。小山市民病院に勤めて良かったと評判になれば、それも市民病院の評価を高めることに繋がるのではないかと思います。ちなみに、愛知県岡崎市立病院、岡山県笠岡市立市民病院など院内託児所を設置している病院もあります。以上のことを踏まえ、市民病院の院内託児所の設置を求めるものであります。以上簡潔な答弁を宜しくお願いいたします。
答弁
当院の平成16年8月1日現在の職員数でございますが、診療部、薬局、看護部、事務部で臨時も含めまして、342名でございます。そのうちの看護部は、217名で全職員の63%を看護師が占めております。
看護師を年齢別でみますと、50歳以上が46名、40歳以上50歳未満が54名、30歳以上40歳未満が65名、20歳以上30歳未満が52名となり、20歳、30歳代の看護師が117名と半分以上を占め、乳幼児をかかえ託児所を必要と思われる年代の看護師割合が多い現状です。
以前から病院内に託児所を設置してほしいという要望がありましたが、昭和57年に中病棟、昭和63年に南病棟が新築されたおりも、院内託児所の設置については検討されませんでした。と申しますのも、平成10年3月31日に閉所となりました当時病院に隣接する第2保育所が、利用されてきたものと思われます。
現在、看護師の募集につきましては、院内託児所が設置されていない事を条件に公募しておりますので、応募者は、託児所が院内にないことを承知のうえで受験されております。
なお、看護師の採用試験につきましては、年3回採用試験を実施し看護師の確保に努めているところであります。
看護師の雇用対策、少子化対策からも、託児所がありますと安心して働くことができ看護師確保の点からも容易になるものと思われますが、当院の現在の看護師の勤務体制は、日勤帯のほかに準夜帯、深夜帯いわゆる、2交替、3交替勤務も加わり、通常の民間託児所とは異なる24時間体制にもなること。また、院内での設置場所等につきましても敷地が狭隘であり、更に、現在の施設内での対応も困難な状況であります。
今後、総合的に病院のあり方等を検討する際に、十分検討させていただきたいと思いますので、議員のご理解とご指導を賜りますよう、お願い申し上げ答弁とさせていただきます。
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