小山市議会2004年9月定例議会での一般質問要旨
質問 : 第一小学校通級指導教室の活用状況は.
第一小学校の通級教室の活用状況についてお伺い致します。今年16年度第一回定例会において、私が質問させていただいた「小学校への情緒障害児通級教室」であります。おかげさまで、今年度4月に小山第一小学校に設置して戴きました教育長はじめ教育委員会の方々におほねおり戴き、誠に有難うございました。さて、その通級でございますが、設置後1学期が過ぎましたが現在の指導内容及び活用状況についてお伺い致します。
答弁
本市においては、通常の学級に在籍し、軽度発達障害があるために学校生活や学習活動に不適応を示す児童に、個別指導を中心としたきめ細かな指導を行うことにより、障害の改善を図り適応できるようにすることを目的として、今年度初めて小山第一小学校に情緒障害通級指導教室が設置されました。通級児童は市内5校の小学校から各1名ずつ計5名でのスタートでした。夏季休業中に相談を受け、2学期より2校の小学校から新たに2名通級を開始し、計7名になる予定です。その他、保護者からも問い合わせや通級相談等の申し込みがあり、担当者が対応しているところです。指導時間や指導時間帯については、学校や地域、児童の実態、指導内容などを勘案しながら、週1時間から3時間を目安に、月曜日から木曜日の間に個人別の時間割を作成しております。また、指導内容につきましては、各障害の種類、程度に応じた目標のもとに集団適応や学習活動を円滑にするための指導や教科の補充指導を行っております。
質問 : 中学校における情緒障害児通級指導教室設置の考えは.
中学校における情緒障害児通級教室設置についてお伺い致します。元来、通級の目的として、軽度発達障害があるために、学校生活や学習活動に不適当を示す児童生徒に、個別指導を中心とした、決め細やかな指導を行うことにより、障害の改善を図り、社会に適応できる様にするものであります。しかし、軽度障害といえども、一生その障害をかかえていくものです。福祉という観点に立てば、一生涯をサポート出来なければならないものと考えます。しかし、まず当面の問題、これは、障害を持つ子供達の社会的自立であります。そんな中、小学校では通級教室が設置され、個別指導が出来る様になったかもしれません。しかし、そこで終わりではありません。中学校に進学した時に、どの様な教育を受けられるのかと悩む親が多くいます。また、障害を持つ子供達にとっても、精神的な問題があります。もともと、人とのコミュニケーションがうまくとれない子が多く、環境の変化に対応できず不登校になったり、また、家庭の中で暴れたりする心身症や学校不適当などの2次的な障害を引き起こすという結果になることは、少なくないのです。そうならないためにも、中学校にも情緒障害児通級教室設置の早期実現をお願いするところでありますがいかがでしょうか?
答弁
通常学級に在籍しながらも軽度の障害があるために、集団不適応や学習困難を示す児童生徒は小学校のみならず、中学校でも増えております。また、小学校で通級指導を受けた児童については、継続的に中学校でも指導を受けたいという本人や保護者の要望もあります。中学校における情緒障害通級指導教室の設置につきましてはその必要性を十分認識しておりますので、今後、設置可能な通級希望者数が確保できましたら、県教育委員会と協議を進めていきたいと考えております。
質問 : 発達障害児に対する教育現場の理解について
発達障害児に対しての、教育現場の理解についてであります。障害児を持つ保護者から、小学校、中学校の先生方の発達障害に対する理解が残念ながらまだまだ足りないと耳にします。文部科学省の特別支援教育の最終報告のなかで小・中学校においてLD、ADHD、高機能自閉症の児童生徒への教育的支援を行うための総合的な体制を早急に確立する必要があると提言されております。そこで提案でございますが、小山市独自で、市内の小学校・中学校の先生方に対しての発達障害への理解を深めるために専門家を招いての研修会の実施をお願いしたいのですが如何でしょうか?
答弁
知的障害、自閉症、注意欠陥多動性障害、学習障害等の発達障害のある児童生徒は、これまでは特殊学級あるいはその障害に応じた養護学校で教育を受けてきました。そのため個々の障害に応じた指導の専門性は特殊教育や養護学校の教員に限られていたという現状があります。また、学習障害、注意欠陥多動性障害、高機能自閉症の児童生徒への判断基準、実態把握のための観点、指導方法について明らかになったのは、平成16年1月に文部科学省より出された「LD(学習障害)ADHD(注意欠陥多動性障害)、高機能自閉症の児童生徒への教育支援体制の整備のためのガイドライン(試案)」においてであります。これらのことから発達障害に対する教育現場の理解は十分とは言い難い状況にあります。これからは、個に応じた指導の重要な柱の一つとして、「障害の正しい理解をもとにした適切な対応」ということを加えていくことが重要なポイントになると考えています。小山市教育委員会では、校長会、教頭会、教務主任会や障害児教育研修会等の機会を通して「特別支援教育」について計画的に説明してまいりました。また、研修資料を作成し、全教職員に配布して校内研修の充実を図りながら発達障害児の理解の推進に努めています。今後も障害に対して、より広く深く理解したりその指導方法について学んだりする研修を充実させていきたいと思います。
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